06/28/2014 6:19 AM ·Spoilers
無事に戦闘を終え、本部への帰路に就いた"マホラ"。戦術長である俺、サカキは回収船"シラセ"のデッキの上で潮風に当たっていた。
06/28/2014 6:20 AM ·Spoilers
遥か彼方の水平線からはもう、朝日の上半分が顔を出している。日の出だ。長い戦闘だったせいか、日の光が懐かしい気がしてならなかった。
06/28/2014 6:22 AM ·Spoilers
後ろから来たケイの声に振り返ると、彼は缶コーヒーを二つ抱え、片方をよこしてきた。それをありがたく頂戴すると、ケイは水平線を眺めながら言った。
06/28/2014 6:24 AM ·Spoilers
「さっきカサハラの父親から電話があってな、カサハラがこの"マホラ"に残ることを許されたんだ。うれしいんだかがっかりなんだか!」
06/28/2014 6:29 AM ·Spoilers
ジェド国アキバ国際会議場で急遽開かれることとなった全首脳会議。各国の国王や首相が一堂に集まり、あたりには重い空気が立ち込めていた。
06/28/2014 6:30 AM ·Spoilers
塾から最大戦速でかえって来ましたそして俺も「スライディング席取りー」ドンガラガシャーン
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06/28/2014 6:30 AM ·Spoilers
「えー…」ジェド国首相は眉間にしわを寄せながら、壇上で原稿を読み始めた。「ジェド国沖合で国籍不明艦の目撃がこの1ヶ月間続いています。」
06/28/2014 6:35 AM ·Spoilers
気弱なジェド国首相はそれに対して何もいえない。見て見ぬフリをするほか無かった。その様子に呆れた大柄の男が壇上に上がり、首相のかわりにマイクをとった。
06/28/2014 6:38 AM ·Spoilers
「一体どこの国がこのような凶行をしているのだ!はっきり名乗り出なさい!」長官はその怒声を会議場に響かせる。「我々ジェド国はこれまで、例の不明潜水艦隊を"海賊"として処理してきた。しかし昨夜は100隻だ!もうどこかの大国が関わっているとしか考えられない!」
06/28/2014 6:41 AM ·Spoilers
「そして今日、ディクレス国のアズフォズル国王だけ姿が見えない。欠席理由もない。しかも昨夜うちの部隊の潜水艦が襲撃を受けた海域は、ディクレス国との国境付近だ。」
06/28/2014 6:46 AM ·Spoilers
「急用が出来たので帰国する。」「仕事が入った。」などと自分勝手な理由をつけて会議場を後にする各国の首脳たち。長官は再びマイクをとった。
06/28/2014 6:47 AM ·Spoilers
「ディクレス国が怖いのか!?そんな不当な圧力に屈するのか!?それでも一国の長なのか!?」怒鳴る長官を警備員たちが押さえ、会議はお開きとなった。
06/28/2014 6:48 AM ·Spoilers
フォレート艦長「…むぅ、どうやら他の国の協力は得られない…か。」カタロック船員「散々ですねー…はぁ、ラトニアのクレインにでも頼りますー?」フォレート艦長「ダメだろー…あいつはモリモトの世界の奴だから。」カタロック船員「それ言うと俺達もですよね?」フォレート艦長「…気にするな!」
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06/28/2014 6:52 AM ·Spoilers
本部ドックに帰還すると、俺たちマホラ乗組員をスティールダイバー部隊長官が出迎えた。長官の顔色が少し悪いように見えたが、気のせいだろう。
06/28/2014 6:55 AM ·Spoilers
「長官、ディクレス国の潜水艦に間違いありません。」タウ艦長の口から飛び出たその国名に、一瞬どよめきが走った。「この目で確かめました。あのような卑劣な戦い方をするのは3年前と変わりありません。」
06/28/2014 7:00 AM ·Spoilers
特別休暇となった水曜日。俺は駅前のハト像のところでタウ艦長と待ち合わせをしていた。どうしてこうなったのか。それは昨日のミーティング終了後、艦長が俺に話しかけてきたことから始まった。
06/28/2014 7:05 AM ·Spoilers
そんなこんなで今日は艦長と都心の方に出かけることとなってしまった。家でグダグダしてようと思っていたが、艦長に聞きたいことがあるのも事実。ここは従っておく。
06/28/2014 7:08 AM ·Spoilers
ハト像の近くまで来たそのときだった。俺は目を疑った。なぜならタウ艦長の私服姿を見るのが初めてだったからだ。もの凄い衝撃だった。これでは端から見れば同世代にしか見えない。
06/28/2014 7:13 AM ·Spoilers
電車を乗り継ぎ都心近くのシンジュク駅に到着すると、艦長に引っ張られて東口から徒歩10分ほどの距離にある映画館「シンジュクピカデリー」に到着した。本通りからちょっと外れた分かりづらい場所にある映画館だ。
06/28/2014 7:14 AM ·Spoilers
エントランスから入館すると、階段横の壁には"宇宙潜水艦ガマト2014"のポスターが貼られていた。きっと艦長のお目当てはこれだろう。
06/28/2014 7:24 AM ·Spoilers
『劇場内での飲食、喫煙、写真撮影、魚雷発射は禁止行為です。絶対におやめ下さい。NO MORE CHIKUWAドロボウ!』
06/28/2014 7:28 AM ·Spoilers
本編が始まるや否や、俺は耳と目を塞いで何も感じないようにした。だが隣に座る艦長がその手を無理やり外しにかかってくる。
06/28/2014 7:30 AM ·Spoilers
俺の悲痛な叫びも全く気にしない艦長。それどころかこのホラー映画を見て大爆笑している!椅子をバンバン叩きながら!むしろこっちの方がホラーだ!
06/28/2014 7:31 AM ·Spoilers
その頃… フォレート艦長「うぉ…行けっ!!さぁ!あと少し!!くそっ、陸上二万里走破は無理なのか?!」カタロック船員「…あのー、艦長…俺は陸上二万里より、宇宙潜水艦ガマトが観たいんですがー…」フォレート艦長「何!?この熱いレーサーの物語を観たくないのかっ!?」※陸上二万里、ただのレーサーの物語。モリモトの自宅で上映中(?)
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06/28/2014 7:33 AM ·Spoilers
…そんな最悪の2時間を何とか乗り越えた俺は、艦長とともに劇場を出た。すると艦長は人ごみの中に何かを見つけて走っていった。
06/28/2014 7:36 AM ·Spoilers
え、ちょっ、ぎ、ぎょえええええぇっ!!? モリモトは息絶えた!!「ビックリ!しすぎですね、ハイ。」
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06/28/2014 7:37 AM ·Spoilers
「今日は首脳会議があったのでな、このジェドに来ているのだ。」すると申し訳なさそうな顔をしてクレインという女性は言った。「悪いが今回の件はわが国も協力できそうにない。すまない。」