• *ゆのは*

    03/02/2014 10:24 AM ·Spoilers

    少年と言えど、悪魔である以上危険人物扱いとなる。確保した理由は爆破の原因を聞くのと同時に悪魔側の情報も聞くためである。ー‥こうして美月はこの少年の監視役となり今にいたる。

    Yeahs0
  • *ゆのは*

    03/02/2014 10:24 AM ·Spoilers

    「はぁ‥ そろそろ目、覚ましてくれるといいんだけど。」 モニターごしに美月は呟いた。 無理もない。ここ一ヶ月、美月はご飯、風呂、着替え、会議、睡眠ーっと言った私用以外、ずっと監視ばかり。いい加減、違う任務に付きたい‥っと言うのが本音である。

    Yeahs0
  • こんだい

    03/02/2014 10:30 AM ·Spoilers

    いやはや、流石です!

    Yeahs0
  • カナエ

    03/04/2014 11:35 AM ·Spoilers

    凄いですね。続き楽しみにしてます!

    Yeahs0
  • *ゆのは*

    03/06/2014 10:30 AM ·Spoilers

    「美月」 つまらなそうにモニターを見ていた美月にふと声をかけられた。 「!?。サエ。いたの?ノックした?」 「心外ね。したわよ。でも、気づかないんだもの。」 ふてくされたように古道 サエは美月に文句を言った。 古道 サエは美月の同級生みたいなものであり、同時に美月と同じ部隊である。

    Yeahs0
  • *ゆのは*

    03/06/2014 10:30 AM ·Spoilers

    「そ、それは失礼したわ。ごめん。ーで何か用?」 「別に。そろそろ一ヶ月経つのに目覚めないから、美月は暇そうに。退屈してるだろうな、って思って。」 「その予測はあってる。っと同時にすぐ分かる事よね?」 「美月は相変わらず厳しいね。っとまぁ‥うわ。本当にピクリともしないのね。」「まあね。本当呆れる以外にないわよ。全く。」 はぁっと美月はため息をついた。

    Yeahs0
  • *ゆのは*

    03/06/2014 10:31 AM ·Spoilers

    「こっちは美月がいない分苦労したよ。美月の[氷花]がどんなに必要か、身を持って体感した。」 「!。‥そう。隊長達にも迷惑かけてるし、はやく目覚めて欲しいわよ。こっちも」

    Yeahs0
  • *ゆのは*

    03/06/2014 10:31 AM ·Spoilers

    美月の[氷花]とは能力のことである。 今の時代には能力を持った超人間がいる。それは、魔人戦争が起きる6年前にその能力開発が成功し、その薬をワクチンとして射ったからである。今では遺伝などでその能力が引き継がれている。また、この世界でのかけがえのないものとなっている。

    Yeahs0
  • *ゆのは*

    03/06/2014 10:32 AM ·Spoilers

    そして美月の[氷花]は言葉通り、氷関係の能力である。この能力は強い力に分類され、その中の攻撃に対しての意味を持つ。そして攻撃の強い力は強いほど扱いが難しい。コントロール出来なければ自分自身が凍り付き、あまつさえ命を落とす危険がある、非常に困難な能力なのだ。そしてこの力の能力者にはかなりの適性、平常心が求められる。

    Yeahs0
  • *ゆのは*

    03/06/2014 10:32 AM ·Spoilers

    能力の内容は大気中の温度を下げたり。相手の温度を奪う。奪われた相手は死。水を氷に替え、自分のイメージ通りの形状に出来るーっと言ったものなのだ。

    Yeahs0
  • *ゆのは*

    03/10/2014 1:26 PM ·Spoilers

    「まぁ。ともかく。この少年ダメージとか、傷とかないのにおかしいわよね。」 「そうなのよ。内部からのダメージかと思って、火蓮(かれん)に頼んで調べてもらったけど、どこも異常はなかった。」 「あー。あの、性悪な回復の子か。その子でも分からないって相当ね。」 「後、気になることも言ってたわ。」 「え?どんな?」

    Yeahs0
  • *ゆのは*

    03/10/2014 1:26 PM ·Spoilers

    「ほら、火蓮は私の後に現場に行ったでしょ。その時に能力で[瓦礫で建物の構造が分かる]って言うやつを使ったのよ。そしたら、「建物自体は大きいものだけど、この瓦礫の量で建物は立てない」って」 「立てられないって?」

    Yeahs0
  • *ゆのは*

    03/10/2014 1:27 PM ·Spoilers

    「そのまんまの意味よ。あの散乱した瓦礫を集めて建物の形にしても、その面影はあるけど穴だらけって事。瓦礫だから、当然燃やせば分かる..っと言うかそもそも燃える自体おかしいけど、燃え跡なんて残るでしょ?それなのにない。当てはまらないらしいのよ。」 「穴だらけ、ね。建物自体は2階立てなのよね?」

    Yeahs0
  • *ゆのは*

    03/10/2014 1:27 PM ·Spoilers

    「ええ。でもあの瓦礫の量では2階を支えられないって。それどころか研究所には見えないだそうよ。はじめから崩れている感じだそう。」 「でもそれじゃあ、あの散乱と変な壊れ方の説明にならないよ?」 「そう。そこ。火蓮、ずっと悩んでいるけど全然分からないって嘆いていたわ」

    Yeahs0
  • *ゆのは*

    03/10/2014 1:27 PM ·Spoilers

    「うわー。それは..なんていうか、かわいそう」 「そうね。でも少年の目の目を覚めるまで辛抱あるのみ。」 「…そうだね。まあ頑張って!じゃ!」 「はいはい。またね」 いきなり来ていきなり帰る。ーいつもながら猫みたいね、あの子っと思った美月であった。

    Yeahs0
  • *ゆのは*

    03/10/2014 1:28 PM ·Spoilers

    でも思い返せばあの現場、元研究所には証拠のなる…いや、手がかりとなるものは少年だけ。不信な現場。あそこでなにがあったかは少年以外なにも知らない。その事が美月やそこにいた人の疑問点であった。いくら考えようとも出てこない。当たり前な話だ。ーでもモニターも少年を見る度につい考えてしまう。まじめな美月には、”気にしない”っと言う事が出来なかった。 ーこうしてまた一日が過ぎた。

    Yeahs0
  • *ゆのは*

    03/10/2014 1:28 PM ·Spoilers

    次の日でも変わらずに終わり、その次の日も同様。

    Yeahs0
  • *ゆのは*

    03/10/2014 1:29 PM ·Spoilers

       ー少年が目覚めたのは見つけてから一ヶ月と一週間後のことだった。

    Yeahs0
  • (´・ω・`)

    03/11/2014 3:40 AM ·Spoilers

    支援 続き楽しみです

    Yeahs0
  • *ゆのは*

    03/11/2014 9:55 AM ·Spoilers

    いつも通りな朝を迎え、いつも通り少年をモニターを見ていた。いつもながらの表情…そして少年の小さい右手が微(かす)かではあるが、ピクリと動いた。一ヶ月見ていた美月はその動きを見逃さなかった。ガタッっと勢いよく椅子から立ち上がり、小走りで少年の部屋の中に入った。

    Yeahs0
  • *ゆのは*

    03/11/2014 9:55 AM ·Spoilers

    いままで何も反応がなかった少年がようやく動いたんだ。きっと起きてくれると信じて少年の側に来ると美月は少年の肌に触れた。触れた瞬間、「ぅ…」っと少年は声を漏らした。その声にハッと我に返り、無意識に少年に触れてたことを思い出した。

    Yeahs0
  • *ゆのは*

    03/11/2014 9:55 AM ·Spoilers

    慌てて触れてた手をどかし、そのまま体のうしろで手を組んだ。(何をやっているのよ、私は!)っと自分自身にツッコミを入れた美月は少年を見た。少年はゆっくりと目を開けてボケーっとした目でそのままあたりを見渡し始めた。

    Yeahs0
  • *ゆのは*

    03/11/2014 9:56 AM ·Spoilers

    「いい夢は見れたのかしら?」 っと美月は少年に声をかけた。その声に反応してか少年はパチパチと瞬きを繰り返して美月を見た。無言で美月を見る少年。その目は「この人誰?」っと言っているようだった。

    Yeahs0
  • *ゆのは*

    03/11/2014 9:56 AM ·Spoilers

    「私は倒れてたキミを見つけた者よ」 「…」 少年は右が青。左が赤のオッドアイ瞳で美月を見る。無言なまま。そして... 「人間?」 っとただ一言そう言った。

    Yeahs0
  • *ゆのは*

    03/11/2014 9:59 AM ·Spoilers

    美月は少し驚いたが、少し笑みを作りこう言い返した。 「そうよ。私は人間。キミと違うものよ。ーそしてここは人間のアジト。この意味わかる?」 「殺すの?」 「まだ殺さないわ。質問に答えてから殺すかもね」

    Yeahs0
  • *ゆのは*

    03/11/2014 9:59 AM ·Spoilers

    「…質問?よくわからないけど、その前に体を起こしたいからベルトとって。…あ。下さい?」 美月は少し迷ったが、外すことにした。 外すと少年は何もせず、ただぐぐっと体を伸ばしてベットに座ると「くあぁ」っとあくびをして美月を見た。

    Yeahs0
  • *ゆのは*

    03/11/2014 10:00 AM ·Spoilers

    「何かしら?」 「さっき言ってた質問を待ってる。」 「…!!」 美月は少しのけぞった。この少年があまりにも無抵抗で素直に来るからだ。

    Yeahs0
  • *ゆのは*

    03/11/2014 10:00 AM ·Spoilers

    今まで、何度か悪魔を生け捕りという形で捉えてはいたが、この少年とは違い何としてでも逃げる為に暴れるか、死ぬために暴れていた。でもこの少年はおとなしすぎる…! そこが恐ろしかった美月は会話の話題を変えた。

    Yeahs0
  • *ゆのは*

    03/11/2014 10:00 AM ·Spoilers

    「…自己紹介がまだだったわね。私は美月。三上 美月よ。キミは?」 「クウガだよ!」 「これは個人的な質問よ。答えなくてもいいわ。ーどうして無抵抗なの?」 「んー?暴れるって出来なくない?壁にいくにも遠いし。下におりても止められるし。ーそれに僕をここで殺しても意味ないし。死なないから」

    Yeahs0
  • *ゆのは*

    03/11/2014 10:00 AM ·Spoilers

    「死なない?」 「そこは答えなーい。お姉ちゃんに言われてるから」 半笑いで少年は答えた。無垢な言い回しと無抵抗な意味は何となく理解した上で美月は恐れを感じた。今まで会った悪魔よりも。

    Yeahs0
  • *ゆのは*

    03/22/2014 7:44 AM ·Spoilers

    「し、質問は私より偉い人が対応するから」 言い訳をしてでも美月はこの悪魔の少年、クウガからなんとしても離れたかった。 「…ふーん。じゃあじゃあ今度は俺が質問してもいい?」 無邪気に少年は美月に問う。

    Yeahs0
  • *ゆのは*

    03/22/2014 7:45 AM ·Spoilers

    「な…にかしら?」 「あのね俺のお姉ちゃん知らない?途中ではぐれちゃって。」 「お姉さん?クウガの?一緒だったの?」 「そう!」 「お姉さん、ね。私が見つけた時はキミ…クウガ一人だったわよ?」 「?」 クウガは首をかしげる

    Yeahs0
  • *ゆのは*

    03/22/2014 7:45 AM ·Spoilers

    「私が見つけたのは、とある元研究所のところで倒れてたのを見つけたの。ー周りにお姉さんらしき人はいなかったわ。」 「あー ここで聞いても意味なかったか。そうだったあの白い人の所に連れてこられる前にはぐれたんだった。間違えた。」

    Yeahs0
  • *ゆのは*

    03/22/2014 7:45 AM ·Spoilers

    のんきにクウガは話す。人間の子供みたいに。戦争っという形、言葉だけ知っている無垢な子供のように。ーいや実際クウガにはこの戦争の事はよく分からないのだ。姉という存在がいて、その姉と一緒にいた。姉は弟の面倒を。両親は戦場。このぴりぴりとした戦争の空気は全く触れてないのだ。

    Yeahs0
  • *ゆのは*

    03/22/2014 7:46 AM ·Spoilers

    「…えーと。クウガ?お姉さんとは何処ではぐれたの?」 「さあ?人間の住むとこにいたのはたしか。大きな建物がたくさんあったよ。家、吸血鬼に襲われたから」 「!?。襲われた?人間ではなくて?」 美月は不信に思った。悪魔は悪魔同士の争いをしながら私たち人間と戦っているのかと。

    Yeahs0
  • *ゆのは*

    03/22/2014 7:46 AM ·Spoilers

    「…同じ悪魔でも仲良しって訳じゃないよ。人間のようにって誰かが…あ。あれは今キョウヤの言葉だ。そう言ってた。」 美月はクウガの言葉に納得はしたが、教えた悪魔(人物)。姉。ーが気になっていた。 いや、その前に…

    Yeahs0
  • *ゆのは*

    03/22/2014 7:46 AM ·Spoilers

    「ねぇねぇ美月!ここってどんなとこ?俺、美月みたいな人間みるの初めてだから知りたい!」 こう無邪気に問いかけて悪魔と人間の関係など意味ないっと言う態度が美月を戸惑わせてた。 その戸惑いは悪魔が変わってるとかではない。ー本当に、人間の子供みたいに見えたからだ。 始めてみるところに目を輝かせて、心の底から楽しんでる。ーそんな子供に。

    Yeahs0
  • *ゆのは*

    03/22/2014 7:47 AM ·Spoilers

    「美月?」 「あ… ごめんなさい。少し考え事してたのよ。えぇと、ここはそうね。悪魔と戦う兵士が集まってる場所よ」

    Yeahs0
  • *ゆのは*

    03/22/2014 7:47 AM ·Spoilers

    美月には子供の相手をしたことがない。否。出来なかったのだ。 美月は産まれながらにして凍てつく能力、「氷花」の能力者だった。故に自分の手はいつも冷たい。チカラの制御出来なければ触った相手も凍らすことが出来る。だから恐れられてた。

    Yeahs0
  • *ゆのは*

    03/22/2014 7:47 AM ·Spoilers

    美月にとって幼少期に手を握ってくれる同い年はいなかった。いつも一人でいた。強いチカラは便利で多くの人を助けられるし、敵を多く倒せる。と同時に孤独産み、不幸も呼ぶ。助けたら、「ありがとう」って言われるだろう。でも、誤れば守る相手を傷つける。

    Yeahs0
  • *ゆのは*

    03/22/2014 7:47 AM ·Spoilers

    美月の幼少期の頃、無邪気でいた頃もあった。ーけど、能力と環境によって美月の心は凍った。相手の気持ちなど本当は今でも分からない。どこまでも能力と同じように冷たい心と体。それが今の美月であった。 「…」 美月の返答にクウガは答えなかった。ただオッドアイの瞳で美月を見て少し寂しそうな顔をした後、クウガは美月の手に触れてこう言った。

    Yeahs0
  • *ゆのは*

    03/22/2014 7:47 AM ·Spoilers

    「寂しい?」 ただ一言、クウガは美月に言った。 「なんでそう見えるの?寂しいのはクウガの方じゃないかしら?お姉さんとはぐれたんでしょ?」 クウガはふるふると美月の手を握りながら首を振った。

    Yeahs0
  • *ゆのは*

    03/22/2014 7:48 AM ·Spoilers

    「俺の寂しいのとは違う。美月、楽しくなさそう」 クウガはしょんぼりした口調で美月の手を少し強く握るとボロボロと涙を流した。 「え!? 何で泣くの?」 突然の辺境に美月は戸惑った。さっきまで美月はクウガの事を「自分」を見透かされてる感じがした。

    Yeahs0
  • *ゆのは*

    03/22/2014 7:48 AM ·Spoilers

    握られたままの手をどかす事もなく美月はポケットからハンカチを取るとクウガの涙を拭き始めた。 「俺はお姉ちゃんとはぐれて寂しいけど、美月の方が寂しそうなんだもん。悲しそうなんだもん! 」 泣きながらそう言い切った後、十分に泣いたのかクウガは眠ってしまった。

    Yeahs0
  • ユタ

    03/22/2014 9:41 AM ·Spoilers

    支援 頑張ってください!

    Yeahs0
  • *ゆのは*

    03/24/2014 11:43 AM ·Spoilers

    その夜に美月は人付き合いが得意そうなサエを部屋に呼んだ。 「…で?呼んだ訳をそろそろ教えてくれません?美月」 こぽこぽ…とカップに紅茶を無言で入れる美月。 その美月の瞳は何か考え事をしているようだった。そんな瞳の訴えが察したのか、サエは美月が話すまで待った。

    Yeahs0
  • *ゆのは*

    03/24/2014 11:43 AM ·Spoilers

    ー5分後ー

    Yeahs0
  • *ゆのは*

    03/24/2014 11:43 AM ·Spoilers

    サエは美月の入れた紅茶をすすりながら、さっきから固まっている美月を見た。美月は「ふう…」っと少しため息をついた後、手に持っていた紅茶の入ったカップを置くとサエを見てからこう切り出した。

    Yeahs0
  • *ゆのは*

    03/24/2014 11:44 AM ·Spoilers

    「…今日、あの悪魔の子に寂しそうって、楽しくなさそうって何も言ってないのに言われたわ」 「…」 「あの子、自分自身が姉とはぐれて寂しいハズなのに、自分の寂しいと私の寂しいは違うって断言された。…見透かされた感じがしたわ」 いつもの会話と違い、低い声でサエに告げた。

    Yeahs0
  • *ゆのは*

    03/24/2014 11:44 AM ·Spoilers

    「…」 サエは美月の言葉に(美月は混乱してるのね…)っと思った。

    Yeahs0
  • *ゆのは*

    03/24/2014 11:45 AM ·Spoilers

    美月は強い能力の持ち主だ。逆にサエのはテレポート。この能力はされほど珍しくはなく、強さは様々。自分より大きいものを移動させたり小さいものを移動出来る人もいる。 サエのは人物を移動出来るのはせいぜい5人くらい。平均の強さなのだ。故に美月とは違い、幼少期の時は様々のな人と遊んでいた。

    Yeahs0
  • *ゆのは*

    03/24/2014 11:45 AM ·Spoilers

    両親がいて、2つ下の妹がサエにはいた。両親はよくしてくれるし、妹と遊んだり、時にはケンカもしてそれでも笑うことは当たり前にあった。学校に行く頃には友達もたくさんいて、当たり前の光景、当たり前の青春をしていた。

    Yeahs0
  • *ゆのは*

    03/24/2014 11:45 AM ·Spoilers

    ーでも美月は違うのだ。両親は強いチカラ故に戦場に行く事が多く、家には美月ただ一人だった。姉妹や兄弟はいない美月はまさに孤独だった。外に出れば暴走を恐れ人たちは美月の側に近づこうとはしない。学校行く頃でもそうだった。いつも一人。ーそれが美月にとっての当たり前な日々なのだ。

    Yeahs0
  • *ゆのは*

    03/24/2014 11:45 AM ·Spoilers

    この拠点に入って、能力が高い者は凛々しく見えたが、同時に皆 孤独を背負っていた。サエと美月の出会いはこの拠点に入った頃。たまたま同じメンバーのチームだった時にサエは美月に声をかけたのがきっかけで若干仲良くなれたのだ。今では、チーム仲間だが、それでも美月と話す時間は余りなく、友達(仮)くらいな関係なのだ。

    Yeahs0
  • *ゆのは*

    03/24/2014 11:46 AM ·Spoilers

    。サエが美月にスキンシップとして「からかい」は美月には通用せず、「まだ、すべき事があるはずよ」っと返されてしまう。これが美月ではなく、サエの友達だとしたら「ちょっとやめてよー」っと言う返しをするだろう。

    Yeahs0
  • *ゆのは*

    03/24/2014 11:46 AM ·Spoilers

    それくらい美月の孤独の壁は厚いのだ。だから今日の悪魔の子、クウガとの接し方がよく分からない。何で自分が孤独だと言う事分かったのかが分からない。ーそんな美月の心がサエにはすぐ分かってしまった。

    Yeahs0
  • *ゆのは*

    03/24/2014 11:46 AM ·Spoilers

    「美月」 サエは静かに名を呼んだ。 美月がサエの方を向く。

    Yeahs0
  • *ゆのは*

    03/24/2014 11:47 AM ·Spoilers

    「子供ってさ、人の顔とか雰囲気とかにかなり敏感なのよ。私も近所の子供に何度も見透かされた。だから分かる。あの悪魔の…クウガくんだっけ?その子も美月の雰囲気が分かったんじゃないかなって私は思う」

    Yeahs0
  • *ゆのは*

    03/24/2014 11:47 AM ·Spoilers

    少しムッとした顔を美月は浮かばせたが、すぐにさっきまでの考え事してそうな顔に戻った。 「…面倒ね」 ただ一言。 「明日も行くんでしょ?クウガくんのトコに」 話題をそらしてるのかそらしていないのか。微妙な返答に美月は目を閉じてこう言った。

    Yeahs0
  • *ゆのは*

    03/24/2014 11:47 AM ·Spoilers

    「ええ。行くわ」 目的の質問をする前に色々聞きたいことがある。そう美月は思っていた。ーだが、人と話すなんてあまりしない美月にとって子供の相手をするのは難しい。だから美月は目を開けてサエを見てこう言った。

    Yeahs0
  • *ゆのは*

    03/24/2014 11:47 AM ·Spoilers

    「明日特に予定も、任務もなかったわよね?付いてきてくれる?私では荷が重いから」

    Yeahs0
  • *ゆのは*

    03/24/2014 11:48 AM ·Spoilers

    サエは驚いた。どんな事でも美月は一人でやる人なのに協力を求めてきたからだ。常にプライベートでは孤独な壁を張る美月が初めて歩んでくれた。相談してきてくれた事にサエは感動した。だから断わらなかった。

    Yeahs0
  • *ゆのは*

    03/24/2014 11:48 AM ·Spoilers

    「明日絶対行く!」 そう言ってサエは美月の部屋を離れて自室に戻っていった。そんな帰っていくサエを見ながら美月は呟いた。「人に頼む、なんてこと初めてだわ…」っと静かな声で。

    Yeahs0
  • しゅうりょう

    04/05/2014 6:27 AM ·Spoilers

    素晴らしいです。&コメ残し。

    Yeahs0
  • *ゆのは*

    04/15/2014 10:33 AM ·Spoilers

    ー翌日ー

    Yeahs0
  • *ゆのは*

    04/15/2014 10:34 AM ·Spoilers

    美月はサエと共にクウガの朝ご飯を届けに部屋に行くとクウガは無邪気につながれた鎖で遊んでいた。 「クウガ。朝ごはんだけど…」 美月は慣れない言葉を発しながら呼んだ。 その声に反応してクウガは「美月!」っと元気よく挨拶をした。

    Yeahs0
  • *ゆのは*

    04/15/2014 10:34 AM ·Spoilers

    「いいものじゃないいかもだけど、食べれそう?」 美月はサエに教えてもらった言葉をクウガにそのまま口にする。 「?。これは…パンってやつ?」 「え。ええ。」 「それならお姉ちゃんといた時によく食べてたよ」 そう言ってクウガは朝ごはんのパンとスープを黙々と食べ始めた。

    Yeahs0
  • *ゆのは*

    04/15/2014 10:34 AM ·Spoilers

    食べてるクウガを見ながら美月は思った。クウガのお姉さんはこの人間の世界の事をよく知ってる感じだと。悪魔の住む世界でどんなのを食べてたのがが少し気になったが、それは関係ないことだから聞く事でもないと美月は判断したが、サエは違った。 「おはよう。クウガくん。後、はじめまして」 「…(コクン) はじめまして!」

    Yeahs0
  • *ゆのは*

    04/15/2014 10:35 AM ·Spoilers

    「食べてる時にごめんね。私、古道 サエ。サエって呼んで」 「分かった。サエは美月の友達?」 「そうだよ」 「へぇ。俺、友達とかいないから分からないけど、仲いいだな!」 「まぁね。 あ。そうだ。ちょっと気になったんだけど、ここではなくてクウガくんがいる世界では何を食べてるの?」 「んー。場合によってかな。普段は…人間で言うクッキーに似たものを食べてる」

    Yeahs0
  • *ゆのは*

    04/15/2014 10:35 AM ·Spoilers

    「それだけ?」 「ほかにもあるけど、こことそんなに変わらない。味とか違うだけで」 「へーそうなんだ。でも場合によってて?」 「えっと。度々吸血鬼とか襲ってくるんだけど、その吸血鬼を飲み込むの。俺はやったことないけど、お姉ちゃん、お母さん、お父さんもやってるよ。」 「共食いするんだ…」 「違うよ。俺と吸血鬼は全然違う。見た目で判断するのは俺の世界では意味ない」

    Yeahs0
  • *ゆのは*

    04/15/2014 10:36 AM ·Spoilers

    淡々とするやり取りに美月は呆然としてしまった。 美月が感じてた素朴な疑問は勝手に必要ないと判断したのに、サエは違ったからだ。サエは素朴の疑問も打ち明けてあっと言う間にクウガと仲良さげになってしまったからである。

    Yeahs0
  • *ゆのは*

    04/15/2014 10:36 AM ·Spoilers

    (サエは私とは違う。私はいつも…) 美月は自分の欠けてる事を悟った。そして美月はこうも思っていた。私は他人と関われないのだと。自分はサエのようになる事は不可能だと。サエは一応メンバーの仲間で、それ以外のものなどない。友達などと言った概念は自分には関係ないのだ。ーそう美月は改めて感じたのだった。

    Yeahs0
  • *ゆのは*

    04/15/2014 10:36 AM ·Spoilers

    しかし、美月はこう思い込んでるだけで本当はサエとも仲間とも仲良くなりたいと、友達になりたいとも思ってることに本人は気づいていなかった。

    Yeahs0
  • *ゆのは*

    04/15/2014 10:36 AM ·Spoilers

    「美月!」 クウガが無邪気に名を呼ぶ。 「何?」 「昨日の質問ってどんなの?」 「!?」 「俺、あんまり覚えてないから本番?には思い出しとこうかなぁ、って思ったんだ。だから聞きたい」

    Yeahs0
  • *ゆのは*

    04/15/2014 10:37 AM ·Spoilers

    さっきまでそんなものどうでもいいっていう会話してたのにも関わらず、クウガは話を昨日の続きだと分かっていた。 「えっと、そうね。クウガがいた施設のことについて主に聞くわ」 「施設… んー。 全然覚えてないなぁ。でも出来るだけ思い出してみる!」

    Yeahs0
  • *ゆのは*

    04/15/2014 10:37 AM ·Spoilers

    クウガはいつもポジティブだ。これが子供らしいっと言う事なのだろうか…?美月は少し戸惑っていた。

    Yeahs0
  • *ゆのは*

    04/15/2014 10:37 AM ·Spoilers

    そんな美月の様子を隣で見ていたサエは少しホッとした。なぜならいつも固く、歩もうとしない孤高な美月が昨日クウガとあっただけで少し丸く、心を許しているからだ。ーなにも事情が知らないクウガだからこそ出来たことなのかも知れない、とサエは思うのだった。

    Yeahs0
  • *ゆのは*

    04/15/2014 10:37 AM ·Spoilers

    いや、実際そうなのだ。 ここの本拠地には当然能力を持ってる子供も、そうではない子供もいる。ーけど、成長し、能力も安定してるハズなのに誰も能力が高い者に近づこうとはしない。 それは美月も含まれている。 安定してるのに来ないのはどう考えても人々が恐れているからしか説明がつかない。 だから真正面に美月に近づく事が出来るのはクウガだけなのだ。

    Yeahs0
  • *ゆのは*

    04/15/2014 10:38 AM ·Spoilers

    「クウガくん」 サエは美月が考え事をしてる隙に小声で声をかけた。 「ん?」 「美月のこと仲良くしてやってね。私、忙しいから」 そう言うとクウガは声に出さず、コクリと頷いた。 クウガはこの意味がきっと分かってないだろう。なんとなく頷いただけ、そんな感じ。そうサエは思った。

    Yeahs0
  • *ゆのは*

    04/15/2014 10:38 AM ·Spoilers

    そしてまもなくしてサエはクウガのもとを離れ、また美月とクウガだけとなった。美月は戸惑っていたがやがてこう切り出した。 「お姉さんってどんな特徴の人?」

    Yeahs0
  • *ゆのは*

    04/15/2014 10:39 AM ·Spoilers

    美月にはこれが限界だった。雑談しようにも話題をつく事が出来ない美月にはこれが出来る限りのコミュニケーションをしようというアピールなのだ。 そんな美月をクウガは子供のように笑って見せた。

    Yeahs0
  • *ゆのは*

    04/15/2014 10:39 AM ·Spoilers

    「俺のお姉ちゃんはね、俺と同じように瞳の色が違うんだ。俺は赤と青だけど、お姉ちゃんは右が黄色で左が青なんだ。髪の色は一緒。髪の長さは…太ももくらいあるかな。」 手足が繋がれたまま出来る限りの動きで表現しながらクウガは話す。

    Yeahs0
  • *ゆのは*

    04/15/2014 10:39 AM ·Spoilers

    「ーで、美月みたいにスラってしてる。見た目は厳しそうなんだけど、冗談話とか面白い話好き。 それで、お姉ちゃんはすごく強いんだ! 俺は全然だけど。」

    Yeahs0
  • *ゆのは*

    04/15/2014 10:40 AM ·Spoilers

    長々と話したのを美月になりにまとめると、クウガのお姉さんの名は ユメア 。体系は細め。髪色は黒で、体の太ももくらいの長さ。 瞳は右は金色。左は青。面白い話が好きだが、索敵能力は高め。 聞く限り吸血鬼ではなさそう。それはクウガも特徴が全く当てはまらない。

    Yeahs0
  • *ゆのは*

    04/15/2014 10:40 AM ·Spoilers

    悪魔の種族は大きく分けて4つ。1.吸血鬼。2.カラス。3.猫。4.シャドウ。ーだ。

    Yeahs0
  • *ゆのは*

    04/15/2014 10:40 AM ·Spoilers

    1の吸血鬼は種類の中で非常に多く、金髪で、金の瞳か赤の瞳。群れで襲うのが主な特徴。 2のカラス(烏) は吸血鬼よりやや少ないが、銀髪か黒髪で銀の瞳。群れで襲うが、吸血鬼のように取り合いって感じではなく、連携で襲うのが特徴。

    Yeahs0
  • *ゆのは*

    04/15/2014 10:40 AM ·Spoilers

    。3の猫はカラスより半分くらい少ないと言われる種族で、髪は確認したもので黒髪か紫かかった黒に近い髪。瞳は金色。だがまだ瞳の色はまだあるらしい。戦いには1対1…が多い。けど、群れで襲っても対応があるらしく、1対10って感じでも余裕だったそうだ。戦闘能力は吸血鬼、カラス以上に優れている。

    Yeahs0
  • *ゆのは*

    04/15/2014 10:41 AM ·Spoilers

    4のシャドウはまだ噂しか分かってない。ただ黒髪で影を操るっということは分かっている。瞳の色は分かってない。 …っということを踏まえて考えまとめるとクウガとユメア(お姉さん)は猫の確率が高い。オッドアイの姉弟ってことになる。かなり貴重な種族だ。

    Yeahs0
  • *ゆのは*

    04/15/2014 11:51 AM ·Spoilers

    その事を自室でまとめ、隊長宛に送ると 隊長が戻る間美月はクウガの遊び相手になっていた。時には美月が色々サエから教えてもらったトランプの遊び、あやとりっと昔っぽい遊びをしてた。ーけど、クウガにとって初めてらしくかなり喜んでいた。 そして3日後 隊長が戻り、早速クウガに対する質問が始まった。

    Yeahs0
  • *ゆのは*

    04/15/2014 11:51 AM ·Spoilers

    「ええと。キミはクウガっと言ったね。名はそれが本名かい?」 「本名? …んーと。 クウガ=ヴィント=セイカイヤ。お姉ちゃんはユメア=ヴィント=ルルベル、です。」 「そうか。では質問に入る。」 秘書が記載しながら隊長はクウガを見て話す。 監視役である美月も同行している。

    Yeahs0
  • *ゆのは*

    04/15/2014 11:52 AM ·Spoilers

    「えー。 キミを見つけたにはここにいる美月。美月が発見した時はクウガ一人だったと。他にはいたかい?キミがいた施設のトコには」 「他に… 白い人と、人間と吸血鬼がいた。人間の方が多かったような気がする」 「白い人…」 隊長はなんだその白い人とは?っと聞いたがクウガは白い人の一点張りだ。

    Yeahs0
  • *ゆのは*

    04/15/2014 11:52 AM ·Spoilers

    「隊長、白衣を着た人の事では?」 美月は監視の時に…いや遊んでいた時に聞いたが白い人っという単語を聞いてずっと考えてた。 ーけど思えば簡単だった。見つけたのは元研究所。研究所には白衣の姿の人がいたに決まっている。

    Yeahs0
  • *ゆのは*

    04/15/2014 11:52 AM ·Spoilers

    「なるほど。ーでその人は何をしていた?」 「…。…えーと。人間に血を入れてた、かな。多分その血は吸血鬼のだと思う…。」 ひどく曖昧な記憶でクウガは思い出しながら話す。

    Yeahs0
  • *ゆのは*

    04/15/2014 11:53 AM ·Spoilers

    美月と遊んでた時もちょいちょい美月が「何か思い出した?」っと聞いてきたが、クウガは全然覚えていないようだった。断片は分かる。けど、よく思い出せない。ーそうクウガは美月に言っていた。 そう。今のクウガの記憶はパズルのピースが所々あるって感じだ。完成してないパズルって感じなのだ。

    Yeahs0
  • *ゆのは*

    04/15/2014 11:53 AM ·Spoilers

    「…それは見た感じって事か?」 「そう。吸血鬼は血を抜かれてただけで、人間の方は入れられてただけだし。多分そう。」 「キミも抜かれたのか?」 「…そこは分からない。思い出せてない。抜かれてたかもしれない。」 「そうか」 隊長はクウガに無理に聞こうとはしなかった。 幼いからか。クウガがはっきりしているからか分からないが、隊長は実験らしき事はこれ以上聞かなかった。

    Yeahs0
  • *ゆのは*

    04/15/2014 11:53 AM ·Spoilers

    「では違う質問をする。発見時に施設が壮大な範囲で瓦礫が散らばっていたのだが、そのやった本人はキミしかいないと結論を出している。そこはどうだ?」 「合ってると思う。 よく分からないけど、多分俺がやった。」 「そこに人間等がいたはずだがどうした?」 「…吸血鬼に噛まれてたよ。白い人。人間は……皆死んでた。ゴミにように集めてた…。かなりバタバタしてて俺のトコにも吸血鬼が来たから……」

    Yeahs0
  • *ゆのは*

    04/15/2014 11:54 AM ·Spoilers

    クウガはさっきまでの雰囲気とはまるで違った。凍るような寒気を感じる。 「能力使ったんだ。全員、飲み込んだ。でも、全部は飲み込めなかったみたいでーその後は…よく分からない。でも、分かるよ。能力が暴走したんだ。お姉ちゃんには使っちゃ駄目って言われてたのに、やぶちゃった。だから、暴走したんだ。俺、まだ…能力うまく使えないのに…やってしまったから……だから…」 クウガは俯きながら答えた。

    Yeahs0
  • *ゆのは*

    04/15/2014 11:54 AM ·Spoilers

    クウガにとってお姉ちゃんの約束は絶対だ。なのに1つやぶってしまったことにクウガは後悔している。 それは初めて会った隊長でも分かるくらいだった。当然美月も分かる。美月はクウガからお姉さんがどんなに大切な存在かが分かっているから、余計に分かった。

    Yeahs0
  • *ゆのは*

    04/15/2014 11:54 AM ·Spoilers

    「…そうか。分かった。協力感謝する。質問は以上だ。何か思い出したら美月に言ってくれ。 美月、引き続きクウガの監視を命ずる。それと話は付けておくのでクウガはこの部屋以外の所の出入りを許可する。ただし、監視役と一緒な事と本部以外の外に行く事は禁ずるのが条件だ。」

    Yeahs0
  • *ゆのは*

    04/15/2014 11:54 AM ·Spoilers

    「はっ!」 「…。」 美月は隊長に敬礼したが、クウガは答えなかった。相当落ち込んでいる為であった。隊長はそんなクウガを察してか、何も言わず秘書と共に退室した。

    Yeahs0