11/20/2013 7:25 AM ·Spoilers
『ひゅうっ!危ない!やはりな…!姿は見えなくても空腹で極限まで研ぎ澄まされた嗅覚で大体の位置を把握される!』 『だが…!目で位置を把握しての攻撃よりは遥かに避けやすい!このステルスを解くわけにはいかない!』
11/20/2013 7:27 AM ·Spoilers
『ジョーさんの動きが鈍くなってくる!』 『なぜジョーさんの動きを鈍くするのかって?…だって、動きを鈍らせないといつかはあの噛み付きを喰らってしまう!』 『そうだろ!?…僕だっていつまでも避け続けられるわけじゃない!』
11/20/2013 7:27 AM ·Spoilers
げろっ…げげろっ! 『だから根気よく!滅気玉を当て続ける!』 「ぜぇ…ぜぇ……ぜぇ……ぜぇ……ぜぇ……」ボタボタ…ボタボタ…ボタボタボタ…
11/20/2013 7:29 AM ·Spoilers
『僕があらかじめ用意しておいた生肉やら人間から盗んだ携帯食料やら回復薬やら…』 『 と に か く 食 え そ う な 物 をジョーさんの口に放り入れまくる!』
11/20/2013 7:30 AM ·Spoilers
『ここをチンタラやると食べ物を消化されてスタミナを回復されてしまう!だから!』 『ジョーさんの消化速度よりも速く!的確にジョーさんの口に食べ物を入れ!』 『ジョーさんの胃袋をいっぱいにする!!』 「もにゅ…もにゅ…ごくん…もにゅ…もにゅ…もにゅ…ごくん」
11/20/2013 7:31 AM ·Spoilers
はっ…!! 目が覚めた瞬間、私は飛び起きた。 東から太陽が出掛かってる。早朝特有の匂いがする。 翌日だろうか…いやそれよりも…! 私は辺りを見回した。
11/20/2013 7:33 AM ·Spoilers
『ちょっ…待っ…苦しっ……ジョ…さ…死ぬっ…!』ミシッ ミシッ 熱い涙が溢れた。初めてだったから。 私が眠りから覚めたあとに…… さっきまで話してた人が隣にいるなんて!!
11/20/2013 7:34 AM ·Spoilers
『ちょっ待っ…骨がっ…ジョ…さん…お願…っ!』ミシイッ!!! 私のお腹が満たされても!! さっきまで話してた人が隣にいるなんて!!
11/20/2013 7:35 AM ·Spoilers
オオナズチくん!! ありがとう!! 本当にありがとう!! ギュウウウウウウウウウウウウウッ!!!! 私はより一層、さらにもっと強く、彼を抱きしめた。 『ギャァアアアアアアァアアアアァァァァァァァァアアッ……がっ……かはっ…!!』ミシミシミシミシミシミシイッ!!!! この日から。 私はオオナズチくんと一緒に暮らすことになった。
11/20/2013 7:35 AM ·Spoilers
幸せだった。 夢のような日々だった。 いつもオオナズチくんと一緒にいた。 昼も。夜も。 バカップルってやつかな。うふふ。
11/20/2013 7:37 AM ·Spoilers
意識が飛ぶ前に毎回私はそう言った。 本当に、彼の安全を願って。 私が目を覚ました後も、どうか彼が隣にいますようにと願って。 そして目が覚めると、彼は絶対に隣にいてくれた。 目が覚める度に、私は抱きついた。
11/20/2013 7:39 AM ·Spoilers
2人で寝転がって満天の星空を眺めていたある日の夜。 『ねぇジョーさん。この世で一番良いものって、なんだと思う?』 ふいに、彼が聞いてきた。 一番良いもの…うーん…なんだろう。 『僕は希望だと思うな』 希望?
11/20/2013 7:40 AM ·Spoilers
『うん。希望は良いものだよ。多分何よりも良いものだ。希望を持つと、人生が明るくなる』 『僕は希望したんだ。ジョーさんと一緒に暮らしたいって』 『そして希望を持って努力した。どうすれば一緒に暮らせるか考えた』 『希望を持ち続けたから、今こうしてジョーさんと幸せな日々を送れているんだよ』
11/20/2013 7:41 AM ·Spoilers
希望…希望か。良いね。確かに。 『ジョーさんは、なにか望んでることある?』 彼はそう聞いてきた。私は考えてみたけど…。
11/20/2013 7:41 AM ·Spoilers
これ以上、なにを望めっていうの? 強いて言えば、オオナズチくんがずっと健康でいてくれますように。かな。 『はは。ありがとう。ジョーさん、愛してる』 うふ。私も。ああ。 こんな幸せな日々が…。 ずっと続きますように。
11/20/2013 7:42 AM ·Spoilers
村人「おいおい、森丘に恐暴竜と霞龍がもう長いこと住みついてんぜ」 村人「並のハンターじゃ手がつけられんそうだ」 村人「まぁでも、今朝…あの3人と村長が討伐に向かったからな」 村人「だな…しかし村長もすげーよなぁ…片腕で狩りに行くか?普通…」
11/20/2013 7:42 AM ·Spoilers
村人「しかもめちゃくちゃ燃えてたしな…村長…」 村人「まぁいずれにせよ、恐暴竜と霞龍が好き勝手出来るのも今日までだな」
11/20/2013 7:43 AM ·Spoilers
最強ガンナー「しかし恐暴竜と霞龍を同時に相手なんて……めちゃくちゃな任務ね」 伝説ハンマー「がははははは、ちびっちまいそうだぜ」
11/20/2013 7:45 AM ·Spoilers
達人ランス「しかしその2種とは……通常ならば有り得ない組み合わせですね」 村長「おいてめーらそろそろおしゃべりやめやがれ」 村長「気ィ引き締めてかかれよ」
11/20/2013 7:45 AM ·Spoilers
3人「イエッサ」 村長「くくく」(感謝するぜ…恐暴竜よ…こんな老いぼれの血を、ここまで熱く滾らせてくれたんだからよ…!)
11/20/2013 7:46 AM ·Spoilers
最強ガンナー「!」(驚いたわ…!本当に恐暴竜と霞龍が一緒にいる…!) 伝説ハンマー「!」(しかもお互いもたれかかって寝てる……だとぉ?)
11/20/2013 7:47 AM ·Spoilers
達人ランス「…」(なんという微笑ましい光景でしょうか…攻撃するのを躊躇ってしまいそうだ) 村長「……」(悪いな……恐暴竜…)
11/20/2013 7:47 AM ·Spoilers
村長「よし、ガン、霞龍の頭に手甲榴弾を撃ち込め」 最強ガンナー「了解」 すちゃ… 最強ガンナー「……」かちゃ…かちゃ…がちゃん!
11/20/2013 7:48 AM ·Spoilers
最強ガンナー「…」(狙いは霞龍の側頭部。命中すれば接触してる恐暴竜もダメージを負う) 最強ガンナー「…」(私たち人間も…生き残りたいのよ…ごめんね) ぴ し ゅ ん っ ! ~~~~~
11/20/2013 7:48 AM ·Spoilers
オオナズチくんと身を寄せ合って小鳥のさえずりを聞いていたら、いつのまにか寝ちゃっていたみたい。 私がふと目を覚ました直後、 ひゅんっ って、何かが風を切る音が聞こえた。
11/20/2013 7:49 AM ·Spoilers
突如、オオナズチくんの左耳の辺りに刺さったそれが爆発した。 私の右側の耳の中で激痛がした。 鼓膜が破れたのかも。 いやそんなことより。
11/20/2013 7:51 AM ·Spoilers
彼は地面に倒れたまま答えない。 左耳の辺りの肉が吹き飛んで血が噴出していた。 彼は目を開けたままピクピクしていた。 オオナズチくん、起きて。 彼は痙攣したまま動かない。 私は後ろを見た。 4人の人間が……いや違う。 3人の人間と…。
11/20/2013 7:52 AM ·Spoilers
体が一気に熱くなった。 あいつらが……せっかくつかんだ私の幸せを…… オオナズチくんを…… ぶちっぶちっと…頭の中で何かが切れるのをはっきりと感じた。
11/20/2013 7:52 AM ·Spoilers
憎悪。 殺意。 私の中で、ドス黒い何かが急激に成長して膨らむのが分かる。 いま、生まれて初めて、心の底から憎しみを覚えた。 私の視界が、赤く染まった。
11/20/2013 7:53 AM ·Spoilers
最強ガンナー「…!」(なんて咆哮!!) 伝説ハンマー「くっ……おいおいなんだありゃ…」 達人ランス「赤黒いオーラが全身から迸ってる……あんなの初めて見ました」
11/20/2013 7:54 AM ·Spoilers
イビルジョー「ゴァアアアアアアッ!!!」 ボキボキ……どしーん! 伝説ハンマー「なっ……尻尾の一振りで樹を3本もなぎ倒しやがった…!?」
11/20/2013 7:56 AM ·Spoilers
達人ランス「勇ましいあなたと戦えたことを誇りに思います」突進! イビルジョー「グッ……ガハッ!」ぶしゅっ!ぶしゅぅぅぅぅぅぅ!!!
11/20/2013 7:58 AM ·Spoilers
『しゃべらないで!ほら、人間の秘薬!さっき盗んだんだ!!』 「無駄……だよ……ごふっ…心…臓を…貫かれた…んだよ…?」
11/20/2013 7:58 AM ·Spoilers
『うるさいうるさい僕が大丈夫って言ったら大丈夫なんだよ!もうしゃべらないで!』 「オオ…ナ…ズチ…くんも…酷い…怪我…がはっ!…自分に……使っ……て…げほっ」 『しゃべるなっ!僕の怪我なんてどうでもいいんだよ!』
11/20/2013 7:59 AM ·Spoilers
~~~~~~ 最強ガンナー「!?…持ってきた秘薬がない…!?」 伝説ハンマー「俺もだ…!!あの野郎!!」 達人ランス「僕もです…いつのまに…!?」 村長「……」
11/20/2013 7:59 AM ·Spoilers
最強ガンナー「でもみんな、今がチャンスよ!」 伝説ハンマー「おう!一気に畳み掛けるぜ!」 達人ランス「まずは瀕死の恐暴」 村長「やめろッッッ!!!」 3人「!?」
11/20/2013 7:59 AM ·Spoilers
村長「もうこれ以上攻撃はするなッ!」 最強ガンナー「し、しかし」 伝説ハンマー「今がチャンスですぜ!?」 達人ランス「それに剥ぎ取りも」
11/20/2013 8:00 AM ·Spoilers
村長「てめぇらあの2頭の顔が見えねーのか!?」 最強ガンナー「…顔…!?」(な…!なに…あの霞龍…) 伝説ハンマー「モ…モンスターが…!!」
11/20/2013 8:00 AM ·Spoilers
村長「もう勝負はついてる!恐暴竜は見ての通りだ!霞龍も長くは持たねぇ!」 3人「……ッ!!」 村長「せめて……泣かせてやれ…………帰るぞ」 ~~~~~
11/20/2013 8:01 AM ·Spoilers
『ほらっ!ジョーさん安心して…!人間たちが去っていくよ!』 「がはっ!…ほ…本…当…だ……すご…けほっ…やっ……たね……オオ…ナ…ごぶっ!」
11/20/2013 8:01 AM ·Spoilers
ああ。 本当だ。凄いな。やったね、オオナズチくん。 オオナズチくん。本当にありがとう。 こんな私と… 好きな人も平気で食べちゃうこんな私と一緒にいてくれて。
11/20/2013 8:01 AM ·Spoilers
「オオナ…ズチ…く…あり……がと……げほっ!こ、…んな…私と…一緒に…い…ごふっ!」 『なに言ってんだよ…!これからもずっと一緒だよ!人間の秘薬は凄いんだ!こんな怪我すぐ治るよ!』